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早田の今をお伝えします。

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直線美

湿度の高い日が続き、
体調管理が難しい今日この頃、
僕のクセッ毛もうねりをあげています。
こんにちは、アノマロカリスです。
さて、
今日のテーマは「直線美」。
僕が直線美と聞いて思い浮かぶのは2つ。
1つ目は吉田栄作さん。
見事なまでにサラサラの直毛、憧れます。
まさに直線美。
そして2つ目は、
ニチバンさんから1月に発売された、
テープカッター「直線美」

通常のテープカッターは定価800円ほどなのに対して、
直線美は定価2200円と高価格。
ところが、発売直後から好評な売れ行きが続き、
今では生産が追いつかないほどの大人気商品なってます。
多くのユーザーが不満に感じていた、
テープの切り口のギザギザを、
まっすぐにカットできるよう改良したことが主な要因です。

しかし、価格がものを言うこのご時世、
なぜ「テープの切り口だけ」で大人気商品となりえたのでしょうか?
そこには、
「テープの切り口だけ」
とは簡単に言うことができない、
ニチバンさんの努力と、技術の結晶がありました。
従来品と比較しつつ、
直線美の秘密に迫っていきましょう。

 
これまでテープカッターの切り口がギザギザだったのには理由があります。
刃が山型をしており、
そこにテープを突き刺して引きちぎっていたため、
山の形がギザギザに残るのです。
テープを真っ直ぐに切ろうとすると、
本来は鋭利な刃が必要。
つまり山型にすることで、
安全性を考慮したカタチになっているのです。
しかしメーカー調査で、
ギザギザの切り口が不満というユーザーの声が非常に多く、
全体の約37%が、
はさみ等でテープの端を切った経験があることがわかりました。
よって30年前から商品化としてのテーマが、ニチバンさんにあったそうです。
そしてセロテープ発売60周年にあたる2008年に向けて、
ついに商品開発が始まったのです。
(続く)

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