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職場体験学習のお礼の作文

先週、市内の中学2年生を2人、職場体験学習に3日間、受け入れました。
昨日、その担当の先生が2人のお礼の手紙を持って来ていただきました。
その、作文の中にこんなことが書いてありました。
ちょっとだけご紹介します。
S君
「ぼくは、この職場体験で、仕事は生きるために必要なものと人間関係は、仕事をより楽しくすることを学びました。」

M君
「ありがとう、感謝します、ツイてる」の3つの言葉と笑顔を大切にして、これからの学校生活を楽しくするために生かしていきたいなあと思います。」

2人とも、とてもよく書けていました。こちらこそ、感謝、感謝です。
私自身、仕事に対して、何のために仕事をしているのか、ずいぶん悩んだ時期がありました。
私は、3人兄弟の末っ子。姉2人。
長男に生まれたばかりに、家業の跡継ぎです。
なりたい職業になれる人たちをうらやましく思ったこともずいぶんあります。
姉たちに、「なんで姉ちゃんたちは、男に生まれんやったと!」と、言ったこともあります。
いわば、私は「被害者」の気持ちで、24歳で伊万里に帰ってきてから、長いこと仕事をしていました。
そんな気持ちだら、仕事も楽しくないし、何のためにやっているのか悩んでいました。
周りの期待は大きく、その反面、おとなしい性格なので、自分が思ったように出来なくて、また人間関係がうまくいかないこともあり、人間不信に陥ったこともあります。人から見れば、贅沢な悩みかもしれませんが、本人にとっては、深刻でした。
帰って10年ほどしてから、生まれつき両腕両脚がないという障害がありながら、明るい性格で夢に向かって生きている五体不満足の著者、乙武氏のことを知りました。そこで、人には、それぞれ与えられた天職というものがあるのではと思うようになりました。
早く気づく人、遅く気づく人それぞれいるかも知れませんが、その人が「何のために生まれてきたのか」、それを実現できる職業。それが、天職ではないだろうかと思うようになったのです。
そこで、私は、腹をくくりました。
私の現在思っている天職は、文具や本といった便利であり為になるもの、をまだ知らない人たちに紹介して、ありがとうと言われ、感謝されること。
いわば「文化の伝道師」としての天職です。そして、「小さくてもキラリと光る文具店」を目指そうと思いました。
そして、私はもうひとつ卑屈に考えていることがありました。
それは、東京に6年間生活した経験から、「何で自分は、日本の端っこ、しかも西の果ての小さな町に生まれたのだろうか?」。
これも、仕方がありません。どうにもなることではありません。現実を受け入れ、プラスに考えました。
小さくてもキラリと光る伊万里!」 日本の端だけど、伊万里ってとてもすばらしい町があるらしいぞ!伊万里に行きたいね。といわれるまちづくり。
こちらも、自分のライフワークにしたいと思います。
S君、M君、君たちはこれからです。いい天職を見つけてください。

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