任務完了 チリ鉱山救出
社長です。
みなさんは、チリ鉱山落盤事故の救出プロジェクトをどうご覧になりましたか。
私は、芥川龍之介の蜘蛛の糸を思い出しました。
こんな物語でした。
地獄にいたカンダダという大悪人を、極楽に導く為に、
お釈迦様が蜘蛛の糸を垂らしました。
カンダダは、極楽へ行けると思い、糸を登ります。
ずいぶん登った所で、ふと下を見ると地獄にいた他のもの達がありのように蜘蛛の糸を登って来ます。
とても細い糸なので、切れるのを恐れたカンダダは、他のもの達に登って来るな、降りれと命令します。
すると、糸はカンダダの上の所で切れ、地獄へ落ちてしまいます。
自分だけ助かれば良いという無慈悲な心をお釈迦様は、残念に思われました。
まあだいたい、こんな物語でした。
一方、今回の救出劇は、これとは対象的です。
誰もが支え合い、誰もが思いやりの心をもっていました。
統率のとれた行動、規律、本当に感動的でした。
家族の愛、皆の愛に支えられながら、全ての人が無事生還。
69日ぶりによくまあ、生きて来れたと思います。
本当によかったデスね。
私にとっては、慈悲の心を痛切に感じた救出劇でした。
これを、現在の社会や会社に置き換えてみましょう。
厳しい時代だからこそ、一致団結して知恵を出しあって、あきらめないで
行動しなければなりません。
早田フェニックスプロジェクト、開始デス。