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耳の痛い話

社長です。
今日、あるお客様と話をしていたら商店街の話になりました。
お客様:「商店街は、殿様商売ばしよらすけん、すたれていくとは当然。アーケードば付けたり外したり、道はきれいにしてもらったり、いくら税金ば商店街のために使いよらすとやろか。」
そんな事を誰かが言よらしたよ。と言うお話でした。
とても耳の痛くなる話でした。
でも、これからのまちづくりを考えるものとしては、このことをしっかりと受け止めなければなりません。
私:「ん~ん~。でも、最近は違ってきましたよ。」と、とお話しました。
私:「昔のいい時代を知っている我々の親の世代は、そうだったかも知れません。最近は、お客様も少なくなって、意識はだいぶ違ってきたと思いますよ。まだ少しは、そういう店も残っているかも知れませんが・・・・。」
たぶん、ひと昔前の商店街の事を言われていると思います。
もし、殿様商売をしているところがあったら、そこは、逆に貴重なお店です。
お客様の意味する「殿様商売」とは、知っているお客さんとそうでないお客さんの対応の差が違う事、言いかえれば、上得意さんと一元客との対応の差が激しい事だと思います。
まちなかの人たちは、焼き物で儲けていた時代から、それなりのプライドを持っていました。戦後も、炭鉱の町として周辺部から買い物はまちなかへたくさんの方が集まり、なにもしなくても売れるといういい時代を過ごしてきました。
確かにそういう時代を経験してきましたから、「殿様商売」でも成り立っていたのでしょう。
でも、今は世代も変わり、世の中もずいぶん変わってきました。
人口の減少、低成長時代、デフレ、縮小経済、所得の減少・・・。
商店街が寂れてきたのを世の中の流れのせいにするわけではありませんが、
それに対応できなかったのは事実です。
誰かがやってくれるだろう。
行政や商工会議所がやってくれるだろうでは何も変わりません。
「何もしなくていい時代」は終わりました。
まちなか(商店街)から、自分達の考えと行動で、行政と商工会議所を巻き込みながらまちづくりを考える時代です。
先ほどの耳の痛い話から、まちなか(商店街)を活性化するお客様を増やすキーワードを思いつきました。
それは、「殿様商売」と正反対のことをすればよいのでは?と言う事です。
「殿様商売」の反対は、「おもてなし」です。
お客様の喜ぶ「おもてなし」こそ、これからのまちづくりのキーワードではないでしょうか。
まずは、与える。そしたら、自然と何かが返ってくる。
前月、商店街で「おもてなし」フェアを開催しました。
これが大好評!
その時の様子が、商店街のまちなかブログにレポートしてあります。
是非御覧下さい。
まちなかブログ
商店街の片隅より

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