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　当社は大正9年(1910年)に文房具店として、伊万里の本下町(古伊万里通り)で創業いたしました。もともと家業は焼き物を扱う商家で、元禄時代(1700年)より細々と商売を続けていました。しかし、明治時代の鉄道の発達で伊万里が焼き物の積出港として役割が終わったころから、時代の流れに逆らうことが出来ず、取り扱う商品も焼き物から文房具へと変わりました。

焼き物も文房具もどちらとも人の文化的生活に欠かせない商品です。文房具店として生まれ変わってから約100年。取り扱う商品は、本、事務機、印章、印刷と幅広くなってきましたが、文化的な品を商うことで地域に貢献するという姿勢は創業以来、会社の使命として脈々と受け継がれています。

考えてみれば、この100年の間には、昭和の大恐慌、戦争、2度の水害、オイルショック、リーマンショックなど幾多の困難がありましたが、その波を何とか乗り越えここまで続いてきました。これもひとえに、地域の皆様やスタッフの支えがあったからこそだと思います。あらためて心より御礼申し上げます。

さて、これからさらに持続可能な会社になるためには、何よりお客様に親身になって対応する事が必要で、お客様の要望を丁寧にお聞きして、取り扱う商品も進化させながら、地域文化の向上・お客様の事業繁栄・学業増進を通して地域活性化に貢献していきたいと決意しています。

これかにも、早田株式会社をどうぞごひいきにお願い申し上げます。

代表取締役社長
早田文昭

創業者の初代早田十平氏は非常に商売熱心で地元で商売を引き継ぐためにいろいろと勉強していました。江戸時代、焼物の積出港として栄えていた伊萬里津。
そこで江戸元禄時代から続く陶器商家として続いてきましたが、大正９年に文具店（筆、和帳面など、大福帳など作っていた）に転業したのが当社の始まりです。
当時は商品を平戸などまでリアカーに積んでの卸売もしていたそうです。

昭和のはじめに、書店を兼業し、印刷業を開始。
戦中は印刷業は廃業し、戦後、文具・事務器と本の地域に根ざした商売を続けました。
昭和20年代後半に2代目にバントンタッチ。先代の思いを引き継いで事業を継続してきました。
創業から100年、３代目が現社長として時代の荒波を超えて、ネット、量販店と競合しながら、文具、事務機を中心として地域に根ざした商売を展開しています。