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早田の今をお伝えします。

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子どもば3人も育てたとに・・・

本町商店街の本社前での出来事。
先日からの雨も上がり、寒いながらも太陽が差し込むさわやかな感じでした。

(写真は、以前私が出演した、佐賀テレビのかちかちワイドのページより参照。)

長いこと空き店舗にしてたこの店、先日の強風で入口のガラスが一部割れて危ない状態でしたので、
母に呼ばれ、応急処置をしていました。
そこへ、杖を突いた高齢のご婦人が、カチャッ、カチャッと杖の音を立てながら通りをゆっくり歩いて来られました。
はしごの上にのって作業をしていたら、下にいた母のそばで立ち止まり、母と会話を始めました。
ご婦人:「どがんしんさったですか~?」
母:「ガラスの割れてしゅうぜんしよっとですよ~。」
ご婦人:「もったいなかね~。場所もよかとに。」
たぶん、空き店舗となったこの店を心配してのことです。
ご婦人:「昔は、よ~お世話にないよった。」
母:「どちらまさでしたか?」
ご婦人:「小学校に出よった〇〇です。」
母は、思い出したらしく、
母:「ああ~、〇〇さんですね。」
ご婦人:「今は、主人が3年前になくなって、一人暮らしですよ。
3人の子どもば育てたばってん、みんな東京にきはしって、
逆に東京に来いって言うばってん、行こごたなかとですよ。
伊万里ばはなりゅーごたなかもん。」
ご婦人のさびしい想いが、作業をしていた私の心に響きました。
このとき、私は初めて 「伊万里に帰ってきて良かった」と思いました。
伊万里に帰ってきて25年。
父は5年前に亡くなり、母とは別には住んでいますが、ほぼ毎日かおを合わせています。
息子がそばにいるだけで、母もちよっとは安心かもな。と、思ったのでした。
ちょっとセンチメンタルになった出来事でした。(笑)
あとで、母に「さっきのひと誰?」と聞いたら、
母:「あんたが、小学校のとき学校で具合の悪るーなって、保健室によう迎えに行きよった時、たいてお世話になった保健室の先生。
保健室のベットで〇〇〇ば、しかぶって、シーツば洗ってやらした先生たい。」
と。
ガーン!! (*_*;

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