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伊万里トンテントン祭りと「お花紙」の意味

皆さん、伊万里トンテントン祭りをご存知ですか?

この祭りには、特別な習慣として「お花紙」というものが存在します。今日はその「お花紙」について、深く掘り下げてご紹介します。

伊万里トンテントン祭りは、伊万里を代表するお祭りです。そして、この祭りには2年に1回の「出番町」(※)があります。これは、荒神輿や団車を担ぐ町(合戦組)のことを指します。そんな出番町の方々に、感謝の気持ちやエールを送るために「お花紙」という独特な形でプレゼントが贈られるんです。

では、具体的に「お花紙」とは何かというと、実はお金を包んで渡す習慣なんです。金額は100円から、500円、1000円など、気持ちや親しさの度合いによって異なります。これは祭りの準備にかかる費用のサポートや、祭りを盛り上げてほしいという思いを形にしたものです。

この「お花紙」には、特別なセットの方法があります。お花紙、のし袋、そして水引の3点をセットにして贈ります。具体的なセットの方法や名前の書き方については、
こちらのブログ
https://hayata.sagafan.jp/e1003769.html
 を参考にしてくださいね。

そして、この「お花紙」を渡すときの言葉もとてもユニーク。

伊万里の人々は、「紙だけばってん」と言いながら謙虚な気持ちで渡します。

この言葉は、お金は少ないけど、心のこもった気持ちを伝えたいという意味が込められているんですよ。

お花紙をもらった方は、お祭りの当日、法被の背中や家の軒先に飾ることで、感謝の気持ちを表します。特にお祭りの数日前には、各家の軒先に飾られた笹にたくさんのお花紙が付けられ、それを見るだけで祭りのワクワク感が高まります。

伊万里トンテントン祭りは、長い伝統を持つ祭りですが、最近は担い手が少なくなってきています。そこで、中学生や高校生も祭りに参加できるようになったんです。伝統を次の世代にも受け継いでいくための大切な取り組みですね。

このように、「お花紙」は、伊万里トンテントン祭りを盛り上げる大切なツールです。あなたも、この「お花紙」を送ることで、伊万里の伝統的な祭りを体験してみませんか?

※出番町
合戦組:荒神輿・団車(西組・北組)
【西組】伊万里郵便局付近
(搦 町・上土井町・下土井町・中井樋・蓮池町・東八谷搦・瑞穂町国道筋)
【北組】伊万里市民センター付近
上松島・陣内・下松島・上黒尾町・相生町・船屋町
詳しくは、こちらのページで。

【令和5年】詳細

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