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早田の今をお伝えします。

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紙だけばってん!!

社長です。
伊万里トンテントン祭りも もうすぐですね。
正式には、伊萬里神社御神幸祭と言います。
だんじり側のたたく太鼓の音が「トン・テン・トン」と聞こえる事から
通称トンテントン祭りと言われています。
さて、よくお問い合わせがあるのが、
「くんちの花紙はどうやって差し上げたらよいですか?」
私たちは、当たり前の事だと思っていましたが、
初めての方は、分からないと思いますので、
解説いたします(^O^)
【用意するもの】
・花紙
・のし袋
・水引
・お金
・千枚通し
この、3つはまちなかに近いスーパーやコンビニ、商店で売ってあります。
もちろん、当社でも販売しています。
というか、当社から卸しています。(すべてではありませんが。)

10組で270円(税別)です。バラ売りしてあるところもあるかもしれません。
お金をのし袋に入れますが、お付き合いに応じて金額を変えます。
昔は、10円玉1枚が多かったですが、決まりはありません。
100円以上が、もらった人はうれしいでしょうね。

のし袋にお金を入れ、B5サイズの花紙の左上に相手の名前、
のし袋の下に自分の名前を書きます。

次に、右上を2センチぐらい折り込んで、
千枚通しで穴をほがします。
※ほがすは、伊万里弁で穴を開けるの意

次に、水引を穴に通し、かた結びをします。
中央の金色の部分が、表に来るとかっこいいですね。

これで、完成です。

この時に、金と赤の水引が広がらないように
かた結びをしないで、通した後に赤の1本だけを金に巻きつけて結ぶ方法もあります。
このやり方は、早田で代々受け継がれている結びかたです。

さて、伊万里では渡す時に以下のように言って渡される方が多いです。
「紙だけばってん・・・・」
紙だけのほんの気持ち、少しの金額しか入れてないけど・・・の意味です。
出番町の方は、安全な祭りになるよう対策を立て、
半年ぐらい前から早朝より何回も練習を重ねておられます。
その苦労もご理解していただき、声をかけていただければと思います(^^)
いいお祭りになるように、皆さんで盛り上げましよう!!
※この記事は、昨年投稿した、「くんちの花紙の作り方」をリメイクして再投稿したものです。

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